患者さんたちはこの頃はネットなどで学習してこられるのでノルアドレナリンが足りないとかADHDですがドーパミンを増やしたいんですなどとおっしゃる方もいます。江戸時代などでは考えられなかった概念で話しているわけです。現在では脳内物質は数十種類から100種類ほどあるといわれています。 そのなかで代表的なノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン、などを標的に現代の精神科薬は作られています。 脳神経細胞が血中を流れるタンパク質から分解されたアミノ酸を取り込み細胞内で脳内物質を合成して使用しているわけです。 基本的にこうした化学物質や電気信号がなぜ組み合わさって我々の複雑な精神現象を引き起こすのでしょうか